社会保険労務士試験の合格を掴む学習・勉強スケジュールは超シンプル

社会保険労務士(社労士)スケジュール

社会保険労務士の勉強を始めたいが、試験科目が10科目もあることを知って、どのような勉強をしていけばよいのか不安。

10科目も勉強するための学習・勉強スケジュールを始める前に知ることで、非効率な勉強を極力避けたい。

社会保険労務士試験には10個もの試験科目が存在します。

科目数が多いため、戦略的に進めていかないと非効率な勉強となり、合格が遠のきます。

特に重要なのは、勉強を開始する前にどのような学習・勉強スケジュールなのかを知っておくことです。

しかも、内容は至ってシンプルで、

学習段階を月・週・日別で学習・勉強スケジュールを立てていく

ことです。

また、その際に社労士の試験勉強における

社労士試験の全10科目を3つのジャンルに分ける

労働系科目→社会保険系科目→一般常識系科目の順番

社労士試験の勉強は労働基準法から

の3つの鉄則を取り入れることで、効果の高い社会保険労務士の試験勉強が可能となるため、最短合格への道が開けます。

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社会保険労務士の試験合格までに必要な学習時間(勉強時間)は?

社会保険労務士の試験合格までに必要な学習時間(勉強時間)は、あくまで目安ですが、一般的に1,000時間程度と言われます。

とうぜん、開始時期によって、あなたが一日に確保すべき勉強時間は異なります。

例えば、12月から勉強をスタートしたならば、試験が8月の第4土曜日なので、

1,000時間÷9ヶ月=約111時間/月

が必要となります。

当たり前ですが、1か月やそこらで合格できるほど甘い試験ではありません。

さらに、過去10年平均で7%を切るほどの低い合格率です。

そのため、

1000時間やみくもに勉強したところで合格は難しいのが実情です。

それでは、どのような学習(勉強)が必要なのか?を次でご紹介していきます。

社会保険労務士の合格を掴むための学習(勉強)手順

社会保険労務士の試験に合格を掴むためには、

過去問で基礎を固めて合格点をとる学習

模試で確かなアウトプット力を定着

事例問題で対応力をつける

の3つの学習(勉強)手順が必要です。

なかでも、基本を固めて合格必要点を学習がどれほどしっかりとできているかが合否に大きく左右します。

これからご紹介する内容は、下記記事の最短合格法をベースにしていますので、先に一読することをオススメします。

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過去問で基礎を固めて合格必要点をとる学習

社旗保険労務士試験は満点を目指す試験ではありません。

合格ラインはおおよそ6割~7割のため、確実に合格必要点を取る勉強をする必要がありますが、社会保険労務士の試験は基本事項をしっかり理解していれば合格点を取れるように設計されています。

そのためには基本事項の徹底理解が欠かせません。

というよりも、社会保険労務士試験における最重要事項と言っても過言ではありません。

過去問を最大限活用し、基本事項の徹底理解には時間を割いて学習してください。

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模擬試験で確かなアウトプット力を定着

模試や過去問はアウトプットするのにも最適なアイテムです。

模擬試験は五肢択一形式で本番同様の疑似体験ができます。

実力を試す上で絶対に外せないことで、弱点や理解度を図ったり、本試験への修正をするのに欠かせません。

また、時間の調整やどの科目から解くかをシミュレーションする効果もあります。

模擬試験に取り組むのは試験数か月前頃のいわゆる直前期です。

事例問題に対応できる力をつける

近年の社会保険労務士試験は、実務で活かせる、いわゆる事例問題が多い傾向にあります。

一見難しそうですが、基本的な知識がちゃんと定着していればそれを応用して解ける問題ではありますので、怖がらずに模擬試験や過去問を活用して慣れていくことが必要です。

例えば、労働基準法では、

  • 法定休日が日曜で、月曜~土曜は労働日
  • 月曜~土曜の所定労働時間はそれぞれ6時間
  • 始業時刻は午前10時、終業時刻は午後5時、休憩時間は午後1時からの1時間

この条件で割増賃金や時間外労働に関する問題が出題されています。

以前は、法律の条文さえ暗記しておけば対応できましたが、近年は上記のような事例(ケース)の状況に当てはめて、最適な解答を導かなければなりません。

そのためには、法律の条文をある程度理解した上で、暗記することが必要です。

社会保険労務士試験の科目はどういう順番で勉強すべきか?

社会保険労務士の10科目あります。そのため、どの科目から勉強しても問題ありませんが、勉強効率を考えたときに、ベストな順番が存在します。

それは、

社労士試験の全10科目を3つのジャンルに分けて勉強すべき

労働系科目→社会保険系科目→一般常識系科目の順番で勉強すべき

社労士試験の勉強は労働基準法からスタートすべき

の3つをおさえながら、戦略的に各科目の勉強の順番を予め決めていくことです。

社労士試験の全10科目をジャンルごとにわけて勉強すべき

社労士試験の全10科目はジャンルごとに共通事項があるため、同じジャンルで勉強した方が、学んだ科目の知識を次の同ジャンルの科目に活かせるため、バラバラにやみくもにするよりも、はるかに高い学習効果が得られます。

具体的には、

  • 労働科目ジャンル
  • 社会保険科目ジャンル
  • 一般常識科目ジャンル

の3つのジャンルに分けられます。

各科目がどのジャンルに該当するのか知りたい方は、社会保険労務士の試験内容をカイセツ【試験制度の概要を知ろう】をご覧ください。

例えば、労働科目ジャンルに該当する「労働者災害補償保険法」と「雇用保険法」では、強制適用事業所任意適用事業所に若干の違いはありますが、ほとんど要件は一緒です。

また、この2科目の次に学習することが多い「労働保険徴収法」の学習でも上記2科目の強制適用事業所と任意適用事業所の知識が必要になります。

ジャンルごとに一定の順番に学習することは、知識がすぐに活かせることが少なく、バラバラに勉強するよりも高い連動性を発揮できるため、より効率良く勉強が可能となります。

労働科目ジャンル→社会保険科目ジャンル→一般常識科目ジャンルの順番で勉強すべき

勉強する順番は、労働科目ジャンル→社会保険科目ジャンル→一般常識科目ジャンルの順番で勉強しましょう。

労働科目ジャンルは3つのなかで一番身近な法律であり理解しやすいため、勉強を開始する際は、労働科目ジャンルから取り組むべきです。

なお、一般常識科目ジャンルは試験問題も択一式は労働一般常識に関しては、法令からは1問か2問程度しか出題されず、勉強に割く時間の割合は3つのなかで一番低いです。

そのため、一般常識科目ジャンルは最後にするのがベストです。

勉強の主軸であり、本試験の問題の順番から考えても労働科目から勉強するのが効率的です。

社労士試験の勉強のスタートは労働基準法からにすべき

社労士試験の勉強をスタートさせるべき科目は労働基準法です。

労働基準法からスタートさせるのが効率の良い勉強につながる理由は、労働基準法は働く上で最も身近な法律であるため、非常に取り組みやすい科目だからです。

年次有給休暇、割増賃金、休憩時間・休日など知っていると仕事上だけでなく実生活と最も近しい法律であるため、とっかかりとして最適な科目です。

社会保険労務士試験で知っておくべき学習・勉強スケジュールは3つ

月別の試験勉強スケジュール

インプット期(10月~翌3月)

インプット期における学習としては、主に各科目の基本事項の徹底理解に努めるべきです。

この時期はまだ科目別学習段階のため、問題演習というよりは、知識の定着を課題にすべきです。

やるべきことは、各科目の基本事項を少しでもマスターできるように、過去問やテキストをフルに駆使することに尽きます。

その上で、

過去問で頻出論点や重要事項を把握し、そこを中心に学習する

テキストの赤字や太字部分など、強調された箇所を中心に読む

の2点を意識して取り組んでください。

予備校のスケジュールでは、3月~4月くらいまでで全科目一通りの学習が終わります。そのため、この時期をインプット学習期として勉強に取り組みましょう。

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アウトプット期(4~7月)

アウトプット期における学習は、問題演習を行って実力向上を図ると共に、知識をさらに定着させていく時期です。

過去問の回転数を高めて解いていくことに併せて、初見問題の対応力を高めるために模擬試験も受けることで、実力を養成していきましょう。

ポイントは、これまでに培ってきた知識を活かして問題演習に臨む過程で、

問題を早く正確に解く力をつける

苦手科目や苦手分野など、弱点の把握

の2点を意識しながら勉強することです。

社会保険労務士の試験は択一式3時間30分、選択式80分の時間の中で解答しなければなりません。

一見時間はたっぷりあるようですが、実際は時間が足りなくなることがほとんどです。

時間的に余裕をもって解答することは心の余裕にも繋がるため、早く正確に論点を掴むクセをつけるようにしましょう。

苦手科目や分野の弱点克服

アウトプット期(4~7月)は、実力を養成するのと同時に苦手科目や苦手分野の把握をし、弱点克服にも力を入れることが重要です。

過去問や模擬試験を何度も解き直す

その中で苦手部分を把握し、重点的に学習する

苦手分野の把握方法としては、・・・

問題演習を繰り返す中で、何度も間違える問題をチェックすることです。

このような問題に対しては、知識の定着が曖昧な証拠で、まさに苦手分野・弱点なのです。

実際に何度も解いて理解しているつもりでも、一定期間空けた後に再度解くと、また間違ってしまっていることがよくありました。このような問題は要注意して、確かな知識を身につけるようにしましょう。

なお、年金科目に関しては苦手とする受験者も多く、同時に2科目で全得点のおよそ3割を占めるので、年金2法は特に力を入れて学習すべきです。

試験直前期(8月)

この時期はいわゆる直前期で、最終確認を行う時期です。

各科目の基本事項や頻出論点の再確認、本番までをどう過ごすかといった最終調整がとても大事となります。

試験に対する不安も大きくなりがちな時期でオーバーペースで学習をしがちですが、同様に体調や精神面で万全の状態にもっていくことも大切なので、試験当日に全力を出せるように事前準備しに気を使いましょう。

週別の試験勉強スケジュール

平日

平日は社会人の方であれば、帰社後の時間や移動時間や待ち時間などのスキマ時間を活用した勉強が重要です。

スキマ時間を活用すれば、本格的な勉強はできなくても、テキストを読んだり問題を数問解くことはできますよね。

それが積もり積もることで、あなたの実力を高めることに間違いなく繋がります。

時間は有限です。何かを犠牲にして、社労士の勉強時間に充てる必要があることを肝に銘じておくことも重要です。

社労士試験に合格するまでの期限付きだと考えて、テレビ視聴を辞める、寝る前に10分だけでも机に向かうなど、可能な範囲でできる限り勉強時間を作りだしましょう

休日

休日は土日休みの方であれば、その2日間は勉強時間を多く確保しましょう。

午前、午後で分けてスケジューリングし、それぞれで何をどう学習するかを計画していくことが大切です。

例えば、

目的:労働基準法の○○分野の理解をすること

午前中:労働基準法の○○分野のテキストを読み進める

午後:午前中部分の分野の過去問を解く

といったように、何となく勉強を始めるのではなく、なぜこの勉強をするのか目的をもって勉強をすることが重要です。

休日は、一番勉強時間が確保できるタイミングなので、1日をどのように活用すべきか、目的をもって計画を立てるようにしましょう。

日別の試験勉強スケジュール

平日であれば少し早く起きて、問題を解いたりテキストを読みましょう。

また、休日はいつもより1時間でも早く起き、問題演習などをすると良いです。

なぜなら、

朝が一番頭に入る時間とも言われており、朝の勉強を習慣化すると勉強効率が高いからです。

平日は昼休みを使って勉強しましょう。

1時間の休憩でもテキストを読んだり問題を数問解くことはできます。

お昼は、いかにスキマ時間を確保できるかです。
1秒でも確保できるなら、その時間を社労士の勉強にあてるべきです。

平日は仕事がある場合は帰社後から就寝までを有効に使いましょう。

数時間は確保できるはずです。ただし、疲れている場合はゆっくり休むことも必要です。

休日は夜型の場合はがっつり勉強するのも1つです。

勉強スイッチが夜の方が入る方もいるので、その場合は夜に十分学習しましょう。

ただし、夜更かしや徹夜はかえって勉強能率が低くなるので禁物です。

まとめ

社会保険労務士試験合格には学習・勉強スケジュールを立て、できるだけその通り実行していくことが大切です。

学習にも段階があり、

知識の定着を図るインプット期

実力養成を図るアウトプット期

最終確認を行う直前期

の3つです。

上記をベースに、週や日ごとでもスケジューリングしていくことが、学習の習慣化を作り、その積み重ねが合格へと導きます。

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